イキケ【IQUIQUE】

  イキケ,この不思議な響きを持った街は,チリの北部の海岸沿いにあります。このイキケという名は,マプチェ語で「嘘つき」という意味だそうです。 かつては,硝石(チリ硝石)産業で栄え,今は漁業(魚粉の輸出)が主要産業であるこの街は,現在はZOFRI(自由貿易圏)での免税品の買い物やカバンチャ海岸での休息のために訪れる人が多いそうです。 

 
硝石労働者の像

 イキケの街の入り口に立つ銅像です。これは硝石鉱山で働いていた労働者の像です。人工硝石がドイツで発明されるまでは,チリは硝石の主産出国でした。かつての栄華をしのぶかのように,夕陽に向かって立っています。

 

  遠くから眺めると立派な工場に見えます。しかし,近づいて見てみるとそれが工場の廃墟であることがわかります。これはかつての硝石工場の跡です。今はまるでゴーストタウンです。劣悪な労働条件の中で働いていた人々のことを思うと胸が痛みます。工場の近くには,経営者の住居跡が博物館となって残されています。イキケ周辺には,このほかにハンバーストーンという硝石工場町がやはりゴーストタウンとなって残っています。

廃墟となった硝石工場
 
地上絵の数々

 イキケの南96kmにある広大な塩湖の山肌に実に400以上の地上絵(GEOGLIFO)が残されています。人やリャマ等の動物,幾何学模様などがはっきりと見えます。これらが造られたのはA.D1100〜1400年ごろです。

  イキケ近郊にあるのが,身長80mにおよぶ「アタカマの巨人(Gigante de  Atacama)と呼ばれる地上絵です。この地上絵がどのようにして出来ているのかは,丘に登ってみるとわかります。大きな石で輪郭をとり,巨人の内側は少し平らに掘ってあります。ナスカに匹敵する?地上絵です。

これがアタカマの巨人だ!

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